色々な人の支えがあってこそ合格できたのだと思います。特に、共に東大編入を目指したライバル(S君)の存在は大きかったです。東大の出題傾向について議論したり、参考書を貸し借りしたり、勉強法などで相談したり等、お互い色々と協力しあっていました。そんな彼もめでたく東大に合格しました。
また、MARCH先輩やその翌年に東大に編入した先輩が自分の高専の後輩のために書いた体験談や東大の出題傾向の分析、過去問と模範解答、テクニック集は非常に役に立ちました。
受験勉強とは、小山さんが言うように、根性比べなんだと思います。私は中学受験も高校受験も大した努力をしてこなかったので、「今努力しなくていつ努力するのか」とか「ここで怠けたら一生ヘタレだ」と自分に言い聞かせながら日々勉強していました。
また、受験勉強も大切ですが、その先にある将来の目標をはっきりさせるべきだと思います。そうすることでやる気も出てくるし、受験が終わっても堕落しないためです。編入学はゴールではなく通過点です。
小山太郎:
さて、どうでした?
まず何と言っても「ライバルの存在」は大きいですね。
いや、ホントに。お互いを高め合える仲は相乗効果により、一人でやるよりも全然はかどります。自分も東大入ってここは強く感じたところです。クラスメートは皆、協力し合う。自分も提供するが、相手からも提供されるので、結果一人でやるより効率がいいし、よりいい結果になっているのは明らかだからですね。
手帳に書き込むことにより、自分の状態を振り返り、より深く知ることが出来たみたいですね。あと、一番気になったのが「2周目」。使っていた参考書はほぼ2周以上しているように見えます。さて、ただ2周しただけでは力になりません。うえ氏はどういう計画で2周やったのでしょうか?聞いてみました。
うえ氏:
「ある参考書を1周目で完璧に理解するのは結構大変です。
2周目、3周目でやっと細かいところまで気づけるし、記憶にも定着するので、反復は大切だと思います。
例えば数学の場合、1周目では解き方はなんとか覚えられるのですが、 何でそういう解き方になるのかという本質の部分は2周目以降に理解することが多かったです。 ただし、部分的には1周目だけで十分理解してるところもあるので、 2周目以降は理解が曖昧なところだけやることが多かったです。
もちろん、なんでもかんでも2周以上すればいいわけではありません。 参考書にも良し悪しはありますし、使える時間も限られていますから、 どの程度やればいいかというのはよく考える必要があります。」
小山太郎:
東大の学園祭に2回行ってるのは非常にいい!
学園祭でなくても、平日入ってみるのもありです。あ、授業とかあって無理か・・・
でも、平日の雰囲気を知るというのはモチベーションもより一層上がると思います!
遠くの人は土日に東京に向かい、月曜学校休んで、1日駒場と本郷キャンパス入り浸り、とか。あとは先輩にうまく話し通すことが出来れば、ちょこっと案内してもらうとかね。
とにかく、受験前に一度はキャンパスに行くのをおススメします!
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