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KBTIT氏(27年度合格)の体験談! |
2014年7月に東大編入合格した、KBTIT氏から体験談第8号が送られました。
あらあら、決して脅迫したわけではないですよ!?えぇ。
なんと言いますか。第8弾が来たわけですよ。
7弾で「今年はさすがにもう来ないだろう。合格者の半分が体験談書いてくれただけでありがたやですよ」
なんて思いながら、ほうじ茶ずずっとしてたら来ましたよ。第8弾が!!
マジっすか。 |
2014.09.02 更新 |
〜小山太郎流〜に報告メール着 |
KBTIT氏:
小山太郎先輩おはようございます。今年,電子情報系学科に合格した小山高専出身のKBTITと申します。
このサイトには結構お世話になったので私も恩返しとして体験談を送らせていただきたいのですがよろしいでしょうか?
小山太郎:
KBTIT氏、どもども! 俺高専出身ですかい・・・ ※小山で被る
ってお寒いな。 それよりも、難関によく合格しましたね!おめでとうござんっす!!!
おうっと、体験談ですね。 今年はマジでどうした!?何があったんだ!? とは言え、受け付けておりますよ。えぇ。
KBTIT氏:
お返事ありがとうございます。本当は,体験談を書くつもりはなかったのですが,今年は合格者の半分が,体験談を小山太郎先輩に送っているようでしたので,「自分も送った方がいいかな」と思い体験談を書こうと決意しました。 体験談を書き終わったので送ります。編集よろしくお願いします。
小山太郎:
いやいや、マジで脅迫してるわけでないよ!?俺は。事実を言っただけであって、合格者の半分が送ってきたと。
あくまでKBTIT氏の意思であってですね。そこのところ認識、皆さん頼みますよ。えぇ。ネタとしてやる分にはいじられるの好きなので歓迎ですがね。
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【きっかけ】
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・小山高専からは過去に2人しか東大に合格(機械科)しておらず,私が所属している学科(電気科)からはまだ1度も東大に合格した人がいなかったので,たかと先輩のように自分もその扉を開いてやろうと思った。
・その機械科の先輩が東大の学部を主席で卒業したという話を聞いて,自分もそういう人になりたいと思った。(学校の先生から聞いただけだから本当か怪しい)
・東大というネームバリューに魅了された。
【スペック】
・席次は1年の時が3位,2~4年は1位
・TOEIC 835(L435 R400)(4年の4月)
・硬式テニス部に所属(全然参加していない) |
【3年まで】 |
1年生の時は全く編入試験に関わる勉強はしませんでした。英語は2年生の時から少しずつ始め,数学と物理は3年生になってから始めました。
【英語】
4年生になったらTOEICで800点を取ろうと思い,2年生になる前の春休みから英語の勉強を始めました。速読英単語 (1)必修編
と総合英語Forest
と全解説入試頻出英語標準問題1100
をやり始めました。 2年生になる前の春休みの勉強時間は確か2時間前後で,4月以降は学校がある日は1時間から1時間半くらい,休日は,予定が何もない日は2時間くらいやっていました。
2年生の秋に英検2級を受け,余裕で合格することが出来ました(筆記試験の正答率9割超え)。 英検2級を取得した後はDUO 3.0
,解体英熟語
,速読速聴・英単語 Core 1900
,基礎英文解釈の技術100
,TOEIC TEST 文法別問題集
をやりました。
【数学】
到達度試験でいい成績を取りたかったので3年生になる前の春休みから数学の勉強を始めました。学校で使った教科書の復習と高専の数学2
をやっていました。
【物理】
到達度試験でいい成績を取りたかったので3年生の夏休みから勉強を始めました。 物理のエッセンス(量子力学以外)をやっていました。 |
【4年前期】 |
1日の勉強時間は,平日2~4時間,休日7~9時間。
【英語】
4月に初めて受けたTOEICで835点を取得することが出来たので,英語は結構できるからこの時期はあまりやらなくていいだろうと思い,ポレポレ英文読解プロセス50
や単語しかやらなかったです。それと,夏休みにNIMS(物質材料研究機構)で2週間インターンシップをさせて頂く前に宿題として,英語で書かれた論文を2つ全文和訳しなくてはいけなかったので,その和訳もやっていました。ちなみにTOEICは4月以降受けていません。
【数学】
徹底研究を引き続きやっていました。 私の学科では複素関数の授業がないので,なっとくする複素関数
という参考書で複素関数の勉強をしていましたが,正直あまり納得しませんでした(笑)。
前期の数学の授業内容は微分方程式なのですが,先生が変わった人で主に微分演算子法に関することしか教えてくれなかったのでゴールデンウィーク中に,やさしく学べる微分方程式
で普通の教科書に載っている微分方程式を独学しました。それと新編 高専の数学3 第2版・新装版
の微分方程式のところもやりました。
【物理】
名門の森(量子力学以外)と演習力学
をやっていました。演習力学は結構難しいので演習力学をやる前に基礎物理学演習 (1)
をやった方がいいです。 |
【5年の4月〜東大受験】 |
この時期は結構しんどかったです。家族や今の同級生,従妹などが応援してくれて嬉しかったのですが,プレッシャーにもなっていました。同級生の中には「KBTITが東大受からなかったら誰が受かるの?」と言ってくれる人も数人いて,落ちたらやばいなって思っていました。
【英語】
今までやってきた参考書の復習や東大と阪大の過去問をやっていました。
【数学】
今までやってきた参考書の復習や演習大学院入試問題〈数学〉I
の必要と思ったところ,東大,阪大,筑波大,電通大の過去問をやっていました。
【物理】
今までやってきた参考書の復習や東大,東工大,阪大,筑波大,電通大,の過去問をやっていました。 今年は熱か波動がでる!と思い量子力学の勉強を全くしなかったのですが東大の筆記試験の前日に一応4年の後期でやった電子物性の中間と期末の試験問題と解答に目を通しときました。まさかこの行為が試験の時に役立つとはこの時は思っていませんでした笑。 |
【試験】 |
東大の前に電通大を受験していたので全然緊張しませんでした。試験内容は他の人が詳しく書いているので私も省きます。
【英語】
試験終了15分前に解き終わり,8~9割できているだろうと考え調子にのっていました。
【数学】
試験中に腕時計が動かなくなってしまい非常に焦りました。微分方程式の後半の問題が非常に難しく,全く書けなかったです。
【物理】
試験が始まる前に隣の人に時計を机の真ん中に置いて欲しいと頼んだら,物理は得意で時間を確認しなくても大丈夫だからということで時計を貸して貰いました。本当に感謝しています。その人も今年,東大に合格したので本当に良かったです。つか,物工受かるとか天才すぎる。
試験開始直後に全部の問題に目を通したのですが,量子力学みたいな問題がでていて, ( ゚Д゚)←こんな感じになりました笑 だけど問題をしっかり読んでみると量子力学の知識としてE=hνとP=h/λを知っていれば問題なく,試験前日に電子物性の問題と解答に目を通していたのでそれなりに解くことができました。
【面接】
試験会場にいた他の受験者全員に話かけました笑。
ロボコンや競技プログラミングをやっている人や,TOEIC905点取った人などがいてレベル高いぃぃぃぃい!と思っていました。 私は一応,硬式テニス部に所属していたのですが,全く参加していなかった(あまりにも適当過ぎて参加する価値がなかった)ので,課外活動を熱心に行いながら東大の筆記試験通るなんてマジですごいなと思っていました。
・志望動機 ・インターンシップ(研究機関)でのこと。
・化学は得意か。
・音楽だけC評価だけどなんで。
・一般科目にも興味あるか。
・参考書以外の数学,物理関係の本は読んだことがあるか。
・課外活動はなにしていたか,その課外活動の結果はどうか。
などを聞かれました。圧迫面接だろうと考えていたのですが全然そんなことはなかったです。面接時間は10分くらいでした。面接官は8人。 |
【試験結果】 |
英語が予想よりも低くて落ち込みました。
英語:333/500 数学:336/500 物理:198/300 |
【思ったこと】 |
編入試験はボーダー制で合否を決めている大学が多いと考えられるので,ライバルを蹴落とそうとはせず協力(例えば過去問を共有する)した方が賢明です。 それと編入試験の勉強も大切ですが,普段の授業も大切です。そもそも定期テストができない人が編入試験のテストができるはずがありません。なので,しっかり定期テストでいい点数をとりましょう。
小山太郎:
さーどうでした?
「KBTITが東大受からなかったら誰が東大受かるの?」
これ、かなり辛いですね。合格に向かって勉強してきたからこそわかる難しさ、というのはやってる本人じゃないとわからないものがあります。
まぁ小山太郎の場合は、最初は親にすら「何を馬鹿な事言ってるの」と言われお叱りをうけ、友達には「こいつ東大受けるってすげ〜よな」と大声で言われ、試験間近になって可能性は少し見えてきたとは言え、運がないと受からない状態だったので皆の期待値が低かったのがプレッシャーにならなかったという(笑)
この辺は言われたとしても前向きに考えれるようになるしかないですね(アドバイスになっとらん!)
勉強時間、他の人より多いですね。これは素直に素晴らしいです。高専に東大編入対策が蓄積されてなかったり、受ける人が1人だと想定しずらいものがあります。いくらここの体験談を読んでいたとしても。全国には50以上の高専があるわけで、カリキュラムも違う。そういう中で東大編入という1つの試験に向かわなければならないので、高専内で一位以上のことをやらないと受かりません。
他の人も勿論そうだろうけど、特にKBTIT氏のダイレクトな表現いいね!ですな!これは小山高専の後輩もやる気になるんじゃないですかね!?後輩だけでなく、同級生も勿論影響受けてると思います。
というか、あぁなるほど。たかと氏の名前が出てきたのでちらっと見てみたら、確かにやる気にさせる書き方ですね。来年はKBTIT氏の影響を受ける人が出てきますなこれは!
ちなみに、小山高専。うん。そういえば以前メールか何かもらったような・・・
って体験談書いてるじゃん! そう。56番氏がKBTIT氏の先輩ですね。
もう一人は計数工学科で助教をしているとのこと。 |
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