大学を選ぶにも、「まちづくりに関する大学はどこ?」から始まった。
やっぱり経済系の大学?とか、社会人入学で言ったら私立か、など。
正直、「編入」というのは考えてもいなかった。
あと、東京の街にすごく刺激を受けており、東京に住み勉強と同時に住むことによる刺激も受けたかったため。
地方は、札幌での長い生活で十分地方に住むことによる刺激は感じたと思っていたから。
この時、2002年10月頃。
この後、編入学(東大)を受験しようと思うようになる。
とある東大院生が、卒業論文に会社で開発したシステムを使うことになり、時々横浜にその人が来たのであった。
当然、私にとって初めて東大生と話す機会であり、日常会話を中心としていろいろ話をしていたときのこと。
私「そういえば、東大にも高専から編入ってあるの?」
東大生「はい、しかも結構高専生は優秀ですよ」
このなにげない会話の一言で、学生時代、毎年留年スレスレ、1年休学し、先生方(しまいには学生課のしらないおっさんにまで)に嫌われていた自分が、東大も視野に入れることとなったのである。
しかし、当然目標は「まちづくりの達人」になること。
「大学は名前で選ぶものではない」と、心に誓っていたので、一旦呼吸を整えて、東大の学科を見てみる。
すると、偶然なのか。
「都市工学科 都市計画コース」というのがある!!
しかも、GIS(会社で関係していた)、デッサン力(一応腕は腐ってても普通以上にはできるつもり)、箱ものを作るというよりソフトな面の計画(これをやりたい)、まさに私にとって理想の学校だったのでした。
受かる自信は何故かあった。
どれだけ難しいかが全然わからず、2教科の試験ということで、単純に高専生と比較し、1年あれば追いつくという安易な計算の元。
要は、私の場合2教科で効率1.7倍(1教科を1として、何事も2つの物事を同時にやると2より落ちるという勝手な計算の元)
ライバルとなる高専生は、現在在学中ということもあり、6教科だとすると、2教科だけを取っても他の教科のせいで結果1.2倍にしかならない。
以上のことを踏まえ、多少悩んだあげく、大学に行くことを決めたのでした。
東大工学部シラバス(2008年度)(アクティブコンテンツの許可が必要)
https://www.ets.t-adm.t.u-tokyo.ac.jp/todaien/pdf/syllabus/index.html
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