前日入りして、現在東大柏キャンパスに通う先輩の家に泊めてもらいました。思いのほか遠かったです。
当日は試合の朝のような気分が高ぶる良い緊張感がありました。日課の散歩をして、ジョギングして、ストレッチをして会場へ向かいました。少しピリピリした気持ちでしたが、会場に着くと同じ高専の友達がたくさん(11人)いましたので普段通りの話をしたりしていると緊張はなくなってました。
【英語】
1,脳の機能を測定することに関するリスニング
簡単だったと思います。
2,エルニーニョ現象やラニーニャ現象といった気象関係の部分和訳
全文和訳が部分和訳になっていて分量も少なく、内容も非常に平易でした。
3,英訳
水と氷がなんとか、蒸気機関がなんとかなど、これも分量が過去問と比べて少なく、平易でした。
4,リサイクルに関する長文読解
これに関しては例年通りのように感じましたが、少し簡単だったのかも。。
5,原子力発電に関する自由英作文
1問目は原発の事故以降の電力状況の説明
2問目はそれに対してどのような対策を取るべきか
という内容でした。
この手の作文は非常によくあるためスムーズにできたと思いますし、TOEFLライティングのテンプレを流用したりしたのであまりエラーのない文章になっているのではないかと思います。
全体的にこれはどう考えてもおかしいだろうという程に易化しました。40分残してすべて解答できました。
1,2,4はおそらく全て合っていると思います。3,5でいくらか落としているかも知れませんが9割はあるかなぁという感じでした。
これでは差がつかない。数学で勝負できないと落ちる。と思いました。
【数学】
1,微分方程式と漸化式
漸化式を解いて微分方程式の一般解を求めるような問題。 漸化式は特性方程式が重解になるタイプでこの問題は家庭教師で教えていた問題だったのでなんとかできました。
その後の微分方程式は簡単でしたが、そのあとに色々計算させられる問題があったので計算量が異常でした。
2,確率密度関数(指数分布)
平均・分散を求め、最後の問題は指数分布の無記憶性を使った問題だそうですが。。最後はできませんでした。
3,微分積分と幾何(カージオイド)
前半はカージオイドの図示と一周の長さを求める問題で後半は図形的な問題でしたがφがわけわからないところになっていて全然できませんでした。
4,複素関数の写像
z^2による写像、一次分数変換、ジュ−コフスキ変換でした。 簡単だったはずですがここは結構ミスってしましました。
5,行列式
行列Xとそのij成分の偏微分を使って新たな行列Yを定義する問題でした。
y(i,j)=∂/∂x(i,j){log(det(X^-1))}だったと思います。
逆行列の行列式が元の行列の行列式の逆数になることを知っていればdet(X)を挟んで合成関数の微分をすれば余因子になるというわかれば非常にすっきり解ける問題でした。
終わった瞬間は8割はあるかなと思いましたが複素関数で派手にミスをしてしまったので7割あるかなーという感じでした。
確かに数学は難しかったですが、レベル自体はそんなに過去問と変わらないのかなぁと思いました。
両方を通じて実力は発揮したと思いましたし、それなりの自信もあり、無事一次試験を突破することができました。
しかし、一次のこの英語の不気味な予感は二次の面接にて当たることになりました。
【面接】
1,試験の出来、過去問と比べてどうか
2,最近読んだ本
純文学に興味はあるか?
夏目漱石は知っているか?その代表作は?
当然知ってはいたのですが、代表作はなかなか出てこず、ひねり出すように「坊っちゃん」と言うと笑われてしましました。
3,英語での質問
将来、何になりたいか。
趣味は?
卒業研究が社会に与える影響
日本の建築と外国の建築がどう違うか。
TOEFLでスピーキングの練習は嫌という程していたので初めの2つはスラスラ答えられたのですが、後半は全然だめでした。
日本語でもきちんと答えるのが難しいのに。。最初は全然理解できないという顔をしてらっしゃいましたが、がんばって言葉を重ねていくとOK。。OK。。というような感じでこれはマズいと思いました。
4,卒業研究について
かなり突っ込まれました。ですがこちらはなんとか答えることができました。
全体で20分くらいでしょうか。終わった後はこれはやばいかも知れないと思いました。突然英語での質問だったので当然、私の頭はフリーズしました。
かなり落ち込んで、自分を励ましながら帰りました。
先輩の言っていたようなただの雑談という面接とは全然違うじゃないかーーー! |