自分でもびっくりするくらい緊張しませんでした。
その要因は2つあり、 1つは冒頭に述べたように、過去の先輩方の記録に比べて、自分の出来が上回ることが多かったから、潜在的に自信があった。 もう1つは、やることはやった。これで無理だったら縁がなかったんだ。 と、ある種割り切っていたからです。
【英語】
1 リスニング
(ディクテーションとTrue or False ) そんなに難しくなく、できは8割
2 4Dプリンティングについての和訳
難易度は標準。8割かなー
3 水素についての和文英訳
8割取れたかな
4 まちづくりの話の読解
6割
5 防波堤の話
8割
ま、全体で8割超えてるか超えてないかくらいです。 文量がただただ多い年でした。時間が足りない人が多発したらしいです。
英語は得意な方だと自負していました。現に過去問の中で解けなかった問題はほぼありませんでした。しかし、4番のある問題がどうしてもわからず、そのたった一問の問題に40分使ってしまったため、見直しができませんでした。逆に、40分その問題のために余らせだ自分がすごいとも思いました笑 時には、捨てることも必要ですね笑
【数学】
1 微分方程式
簡単すぎる。これでは差がつかない。 10割
2 確率
連続確率密度関数を自分で求めて色々確率を計算するタイプ。 やったことがないタイプの問題だったため、沈没 2割
3 楕円球についての問題
まあ、幾何学の問題です。 解ききることはできませんでした。7割
4 複素関数
ゴリゴリ計算ラッシュです。 方程式の解を求め、写像を求め、留数定理で積分値を求めと、複素関数のフルコースでした笑 10割
5 線形代数
特異値分解の話。(終わった後に知った) 最後の一問以外単純作業の連続でした。
ただその多さゆえ、ミスをする人が多かったそうです。 落ちてしまった何人かは、ここでドツボにはまったとか。 8割
全体で7割くらいだと思います。 こちらも、計算量の非常に多い、いかにも差がつきそうにない問題でした。 今年の傾向としては、当たり前のことが限られた時間の中で、正確にできるか と言うことを問うてきていると感じました。
【一次試験結果発表】
前日、悪夢ばかり見ました。 夢の中で4回東大に落ちて、起きた時にはめちゃくちゃ疲れていました笑 試験本番の強靭なメンタルはどこへ行ったのやら…
というのも、私は自分が全部の問題を解いたのか、あるいはきちんと受験番号を書いたのか、自信がなかったからです笑 ボーダーを考えると、自分が解いたものが全ての問題であれば受かってると思ってましたが、そもそも問題を見逃したのではないかと、終始不安でした。
そして68という受験番号があるのを見た時、ぴょんだぴょん跳ねて喜びました!! そしてそれをツイートしたらみんなからの反響がすごくて、自分が達成した事柄のすごさをひしひしと感じました笑
頭の中ではもう少しかっこよく喜ぶ予定でしたが、体の内側から出る喜びが、プライドをぶち破りました笑 人間って、嬉しかったら本当にぴょんぴょんするんですよ笑
【面接】
合格発表から4日後が面接だったので、急いで準備を始めました。 いろんな先生に様々な助言をいただきましたが、みんな言うことが違い、その都度、原稿の訂正をしていたため、頭がパンクしそうでした。 そのため、先生に言われたことのエッセンスだけ参考にし、あとは自分の考えを述べることにしました。
と、ここで1次試験をパスした皆さんに注意したいことがあります。 東大の面接は非常にこの上なく変則的です! 人によって聞く内容、聞く質問の難易度が全く違います!
僕が聞かれたのはこんなことでした。
「志望理由を簡単に」
「もう少し詳しく」
「どんな企業を作りたいの?」(起業したいって言ったから)
「へぇ、宇宙系興味あるんだ」
ここから、先生方が私抜きで、ホリエモンの話で盛り上がります。 「ホリエモンこの前ロケット失敗したよね」 「あれ失敗したん!?」 「そうそう、少し飛んだけどすぐ爆発して…」 「何が原因で?」 「それはホリエモンもわからんって言ってたよ」 「ま、ホリエモンはお金を出してるだけで…」
などなど、こんな議論を先生方が始めました。 私は「俺の面接なのになー。」って思いながら営業スマイルで乗り切りました。
1分後 「君は、ホリエモンの事業意味があると思う?」 「日本でロケット産業を展開する意義は?」 「君は宇宙に強く興味があるようだけど、そもそもなんでシステム創成学科を目指してるの?」 「はい、時間になりましたー」
と、なんだか半分私の面接というより、ホリエモンの事業紹介のような面接でした。 用意した大半の質問が聞かれないまま、アピールもできずに終わってしまったため、完璧な不完全燃焼でした笑 これで落とされたら、許さん! といったような心情だったため、2次の結果発表は一切緊張しませんでした! ま、みんなが受かるという、平和な結果でしたけどね笑 |