前日に下見をしていたのもあって、特に問題なく会場までたどり着くことができました。首都大学を受けていたおかげで、緊張することはなかったです。
【英語】
1.イタリア人社長へのインタビューについてのリスニング。東大のリスニングはゆっくりで簡単だと聞いていたのですが、かなり早くて焦りました。さらになまりがひどく、簡単な単語しか聞き取れませんでした。
2.長文の部分和訳。文章の内容が難しかったのであまり覚えていません。
3.4つの文章の英訳。難易度は例年通りでしたが、「クリントン政権」の注釈がなかったのに驚きました。時事ネタにも関心を持てということでしょうか。
4.燃料電池に関する長文読解。例年より難しく感じました。
5.ES細胞とiPS細胞に関する長文についての問題。空欄を埋める問題、日本語で説明する問題、そして最後に英作文でした。まず長文を読むのに一苦労したので、問題にも上手く答えられた気がしませんでした。
どの過去問より難しく感じ、絶望していたところ、他の人達もできなかったと聞いて少し安心しました。とても合格点に達した気がしませんでしたが、次の数学に引きずらないように切り替えました。
【数学】
1.微分方程式。運動方程式や回路方程式の形の問題と、連立微分方程式の係数行列を求める問題。全部できたと思います。
2.確率。よく分からない関数を扱う問題で、過去問とは少し違う類の問題でした。知識がなくても解けそうな問題を解いて終わりました。出来は2割あるかないかぐらいだと思います。
3.サイクロイドに関する問題。1問目は解き方が分かったものの、効率の良い求め方にたどり着けず、答えが出せませんでした。結局2問目は解き方を示しただけで終わり、それ以降は白紙でした。これも2割ぐらいでしょうか。
4.複素積分。誘導を経て実数積分の解を求める問題。全部できました。
5.行列の漸化式に関する問題。漸化式がどうなるかさえ分かれば後は簡単な問題。全部できました。
1、4、5問目は全部分かったので、計算ミスさえなければ6割に確実とれていると感じました。2、3問目が全然できなかったのが悔しかったですが、英語よりはましだと思い、気にしないようにしました。
【物理】
1.力学。斜面や曲面を持つ台車の上から球を転がし、球が台から離れる時の台の速度などを求める問題。一通り解いて答えは出しましたが、合っている自信がありません。
2.電磁気。球電荷の電位や静電エネルギーを求めてから、それらが合体したり分裂したりするのに要する仕事を求める問題。全部できたと思います。
3.ドップラーに関する問題。過去10年は出ていなかった範囲だったので驚きました。ドップラーは金曜日の首都大学の試験に出てきていて、その後復習をしていたおかげでなんとかできました。最後の方は時間が足らなかったのでやり方を説明して終わりました。
英語、数学に比べたらまだできたのかなあという感じでした。
【面接】
正直かなり厳しいとは思いましたが、発表までは何もする気が起きませんでした。1次合格が分かったときはうれしいというよりは信じられないという感じでした。去年と同じ18人合格だったので、また全員合格できそうだなとは思いながらも、ある程度は英語の回答も用意していきました。
2次試験の日は、自分の集合時間よりもかなり早めに行き、他の受験生と世間話をしていました。適度にリラックスできたと思います。
面接は日本語だけで、面接官は8人でした。時間は15分ぐらいだったと思います。内容は以下の通りです。やりたい研究についてかなり突っ込まれ、答えるのに苦労しました。
・志望理由は?
・大学に編入しようと考えたのはいつから?
・成績が学年とともに上がってるけど編入を考えた時期と関係あるの?
・専門科目で何が好き/得意なの?
・何行ぐらいのプログラムを書いたことある?
・パーソナルモビリティにもハード、プログラミング、回路といくつか要素があるけど、どれをしたい/得意?
・パーソナルモビリティをやる上で一番大事だと思うことは?
・パーソナルモビリティがなぜ世に広まっていないのか?
・パーソナルモビリティの研究をする上での自己PR
・野球でどれくらいの成績だったの?
・ポジションはどこだったの?
・大学でも野球は続けるの?
・大学に入ってからやりたいことは?
・試験の出来は?
・第2志望が精密工学科なのはなんで?
・チューターにはどうしてなったの?
・どこの国の留学生がいるの?
・チューターをして物事の見方が変わったとあるけど具体例ある?
和やかな雰囲気で、鳥人間コンテストに興味があると言うと、面接官の1人に「鳥人間のもパーソナルモビリティみたいなものだからね」とフォロー?を入れていただき、他の方も笑っていました。
無事2次試験も突破し、晴れて編入試験に合格することができました! |