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poi氏(19年度合格)の体験談!

2006年7月に東大編入合格した、poi氏からメールをいただきました。

来年度編入生の中から5人目!!

いや〜すばらしいねぃ^^

ところで、poi氏(H19)。実は小山太郎も非常に参考になった箇所が一つありまっす。
さ〜なんでしょ〜か?(ページの趣旨がずれてる・・・)

2006.08.03

〜小山太郎流〜に1通のメール着 

メールのSubject:「こんにちは★」。
うん。まぁ、もう慣れてきたっすよ。

poi氏:
「以前メールした○○です。(タイトルに深い意味はありません)」

小山氏:
「・・・おいおい。せっかく慣れてきたとこなのによぅ。”タイトルに深い意味はありません”ってこれ、間違いなく誘導してんじゃ〜ね〜か!!!
俺になんか言ってほしいか!?んじゃ言ってやるよ!!
結局のところ「はじめまして★」でなく「こんにちは★」にしたところで、目立つのは”★”だってことをなんだよ!!俺は最初”こんにちは”を認識できず、”はじめまして”だと思ってしまっていたよ!!
いや、だけどこれって面白いな・・・
「こんにちは」っていう文字より★のほうが目立つからかねぇ
「こんにちは☆」にしたら、「はじめまして☆」と違いがわかったのかもしれん。
塗るだけでここまで違うとは・・・やるな”★”
というより、★だけでここまで引っ張れる俺ってすげーー(また始まったヤレヤレ〜)」

poi氏:
「自分の体験記など送っても見て役に立つ人なんているんだろうか、っと思いつつもせっかくの機会なんで不肖の身ながら送ってみました。

あと、もしこの文章を掲載されるときは、僕の名前は"poi"でお願いします。
(○○氏だとどっかの貴族っぽくなっちゃうんで^^)」

小山氏:
「はい、了解でーす^^って既に○○にしとるやん自分」



■動機  

東大に合格された先輩がいることを1年生のときに知って「へぇ〜、あの東大に編入できるんか〜」なんて思ったのがきっかけですが、本気で受験することに決めたのは4年の11月ごろだったと思います。
最大の志望動機は、高専の受験時から思っていた「考えの深い人とたくさん話をしたい」でした。
今までそういう人と話してみて、そのたびに新しい考え方に感動してきたからです。
東大には(イメージで)そういう人が多そうだったので。
こういう動機は不純だと思う人がいるかもしれませんが、まず自分を良い環境において、
それからやりたいことを絞っていくというのも僕はアリだと思います。

そして表の動機(ぉぃ)は、ロボットの制御についてもっと深く学びたいと思ったことです。
進路の決定が遅れたのも、ずっと部活でロボコンをしていたためです。
やっぱり将来どんなことがやりたいかっていうのも重要ですよね〜^^ (ぉ


英語 

中学校以来5教科の中で、唯一胸を張って「苦手科目です」と言える科目が、1/3ものウェイトを占める・・・
そんな事実を知ったときには、編入を目指す強い意思も崩れそうになりました^^。
とりあえず過去の傾向を見てみると、リスニング、長文和訳、英訳(英作文)が出題されていたので、その対策を立てました。
まず最初に基礎中の基礎である単語力を「DUO 3.0」でつけました。
リスニングはDUOの復習用CDを聞いたり、「Voice of America」など海外のニュースサイトの音声を聞きました。
特に「Voice of America」には外国人向けのページがあって、ゆっくりとしたスピードで、語彙も抑えてあり、テキストもあったので、リスニングに慣れることが出来ました。
長文は、いろいろな大学の過去の問題を全文和訳しました。
これは、うちの学生のあまりの英語力の低さに、見かねた電気工学科の先生が専門外の英語の補講をされていたので、それに参加しました。
このおかげで英文の精読の精度が上がり、それに伴って読む速さも上がりました。
英作文は「大矢英作文の実況中継」を繰り返しやりました。
「実況中継」は英作文の基礎を練習できたのでやり終えた後は自信がつきました。
4月下旬に東大の過去問を得てからは、長文と英作文の両方を東大の過去問で勉強しました。
自分の解答を英語の先生に添削してもらって、もう1回するときにはほぼ完璧に出来るようにしました。
文法で確認したいことがあったときは、1,2年次に使っていた英語の教科書で調べました。
この英語の勉強には多大な時間を費やしたので、他の科目の勉強時間が少なくなってしまいました。


数学

数学の先生が過去の大学編入問題をまとめた問題集を使って、特別に補講をしてくれていたので、それに参加しました。
基礎的なところでつまづくごとに、高専の教科書に戻って復習を繰り返しました
補講があったとはいえ、すべての問題は自分で時間をかけて考えて、分からなかったところを講義で解説してもらう(あるいは分かっている人に聞く)ということが重要だと思いました。


物理

力学、電磁気学をそれぞれ主に専門科目の教科書で勉強しました。
他に力学は「演習大学院入試問題 物理」の力学範囲、電磁気学は「詳解電磁気学演習」の出そうな問題を解きました。
熱・統計力学は学校の範囲を越えていたので、物理はこの範囲を重点的にしました
おかげで試験当日の悪夢が・・・(泣)
参考書:「演習大学院入試問題 物理」「詳解電磁気学演習」


勉強を振り返って

全体としては、実際の試験に近い状況で過去問を解くのを4回程度しました
これは試験のときの時間間隔を身に付けることも出来たし、本番に近い緊張感で問題を解く練習にもなりました。


試験当日 

英語
あれだけやった英語ですが、完答したものの自分でどれだけできたのか全く分かりません^^。
ということでとりあえず5割程度の出来ってことにしといて下さい。
リスニングはゆっくりとした速さで聞き取りやすかったです。
英訳や英作文では緊張のあまり単語がなかなか出てこず、苦心しながら代用の単語を並べました。

数学
第1問の最後の微分方程式、第4問の最後の平面の方程式以外は答えはあっていると思うので、減点されても8割はあるはずです

物理
得意科目のはずが、試験勉強として解いた問題の少なさが災いして痛恨の計算ミス。6〜7割あればいいほうだと思います。
第1問
は減衰振動の問題でしたが、計算を間違え、やり直すために時間を消費しました。
最終的な式が整理されていない上に答えを覚えていないので、どのくらいできているか分かりません。

第2問
は無限長ソレノイド内に無限長導体がある系の磁界に関する問題でした。
一通りの解答は書きましたが、省略部分でどの程度減点されたのかは分かりません。

第3問
は静電偏向の問題でした。
例年はここで熱・統計力学がきていたので不意を突かれました。
第1問のミスのために時間が足りず、前半部分までしか解くことが出来ませんでした。


まとめ的なもの 

受かった後だから言えることですが、「僕なんか入れて、ちゃんと責任取れるんですか?」って東大の先生に聞きたいです^^。
これからは継続的に苦手部分(主に英語)を勉強していく必要があると感じました。
とはいえ、ここまで来れたのは先生や友達そして小山さんという心強い味方がいてくれたからだと思います。
あと受験勉強を続けていくためには、モチベーション維持プラス思考が大切だと思いました。プラス思考は鬱状態を避けて、安定して勉強出来るような心理状態になります。
自分の極端な例としては、「受かった気になる」です^^。
もちろんそれで勉強しなくなるようでは逆効果ですが、受験というストレスを適度に解消する有効な手段だと思います。

小山氏:
「さ〜どうでしたか?小山太郎なら苦手科目をやろうという気すら起きないところを、しっかり克服しようと一番時間をかけている。そしてまとめのところでも苦手部分を勉強していく必要があると感じている。ここはすばらしいっすね^^

で、冒頭に書いた非常に参考になったところ。それは〜Voice of Americaっす!!
いや〜〜poi氏!すげ〜〜よ!!こんなステキすぎるサイトを紹介するなんて!!いや、マジで感謝してまっす。ありがとうござんっす〜〜〜!!!体験談募集してよかった〜〜(元々は合格した人たちが書きたいっていうのをただ載せただけなサイトなんだが・・だから募集じゃないね・・・)

いや〜こいつぁすげ〜サイトだ。
本とか買う必要ないじゃん!CDも買う必要ないじゃん!いや、マジびっくりっす。

で、あと重要なのは、小山太郎もよく言ってるんだが、まわりのサポートの差が勉強している人にとって大きな差となる。poi氏の高専でも、先生が補講をしてくれる。これなかったら実際poi氏どうだったんでしょうね〜!?っと聞いてみる。

poi氏からの回答
「実は数学の補講については、アルバイトの時間と都合が合わなくてほとんど行ってないんです。
ですから、過去問題を解いて個人的に聞きに行くようにしていました。
英語に関しては、先生が時間を合わせてくれたので続けることができたのですが、それでも自分から予習して積極的に参加しないと、効果はなかったと思います。
どちらの場合でも、自分で問題をやってみて、分からないところを先生に聞くという姿勢が重要だったと思います。
高専に在学中なら、周りに「その道のプロ」がいることを十分に利用して、自分から行動すれば、先生も(いやいやながらも^^)協力してくれると思います。」

小山太郎の場合は父が小山太郎より多くの時間を費やし、そして効果的な勉強法を教えてくれたしなによりやる気が完全に喪失した12月にも「やってみるぞ」の言葉をかけてくれてどうにか復帰できた。勿論できる人はさらに上を目指せばいい。だけど美談チックだが、できない人にも可能性というのは秘められていて、きっかけをつくれば大きく伸びる。

これ見ている人で、「うちの高専ではそこまで情熱的な先生がいないな」って思ったら、このページでもいいから「他の高専ではこういう先生がいるらしいっすよ。自分もこういう勉強したいけどここで壁にぶつかって困ってるんっす」とか言ってふっかけてやりましょう。
別にこれは編入するしないに限らず、特に英語なんかは学校以外で教えてもらうとなると、非常に金かかります。学校を有意義に使っちゃいましょ〜」

 


参考書一覧

これ以外にも使っていますが、探しだせた分を載せています。

英語

Duo 3.0
voice of america

大矢英作文講義の実況中継―高2~大学入試

 


数学
基礎数学 微分積分 1 (1)
微分積分2 線形代数
応用数学 確率統計

物理
演習大学院入試問題 物理学〈1〉 詳解電磁気学演習

 


 


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