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sekky氏(20年度合格)の体験談!

2007年7月に東大編入合格した、sekky氏からメールをいただきました。

いやはや、まったくトラブルがありやして。
原因はよくわからんが、メールが届かないとのこと!

そんなトラブルを乗り越えて今回登場のsekky氏っす。

2007.07.08

それは〜小山太郎流〜掲示板から始まった・・・ 

〜小山太郎流〜掲示板にトピックが一つ。

sekky氏:
「実は体験談を送らせていただいたのですがDelivery Status Notification (Delay)ということでメールが帰ってきました」

えぇ!?
小山太郎は別に拒否したわけでもなんでもないって!
ということで、もう一回やって失敗したかもしれんので、もう一つのメアドを載せ、そこに送ってもらうことに。
案の定もう一回失敗していたようだ。

メールのSubject:「編入学報告書(3通目) 」。

いや、お疲れさまです。sekky氏。

sekky氏:
「はじめまして。20年度東京大学工学部の編入学試験に合格しましたsekkyといいます。
受験番号は62番。システム創成学科です。」

小山氏:
「うい。62番!←特に意味なし」

sekky氏:
「小山さんのページには書き込んだことはありませんでしたが、 その膨大な量の体験談を参考にさせていただき、また勇気付けられてもきました。 私が「東大を受けよう」などという大それた目標を立てれたのも、 それに向けてがんばってこれたのも、そして合格できたのも小山さんのページがあってこそのものだと思います。」

小山氏:
「だから〜〜乗せるなってーの!睡魔来てるのに、編集しなきゃならね〜じゃんか(笑)(現在23:12
ふーー。今日もやりますかねぇ←やる気あんのか!?おい!」

いやはやそれにしても、皆さんの体験談が参考になってるわけですね。H18,19の体験談を送ってくれたみんな。なんか嬉しくなってきちゃいました。ありがとうござんす!

sekky氏:
「そして私もこれからの受験生の力に少しでもなれればと思います。 よろしければ体験談のほうを載せてもらえばと思いメールしました。 もし足りないところ等あればいくらでもおっしゃってください。いくらでも改稿してくださって結構です。 」

小山氏:
「うい。勿論載せます載せます。載せさせていただきまっす!!だけど面倒なんで改稿しません(笑)」

sekky氏:
「一応ノートの写真を送るつもりだったのですが、いまデジカメの電池がないのであとで送ります。とりあえず原稿のほうだけでも送りますね」

おいおい・・タイミング悪!
メールといい、デジカメといいタイミングの悪いやっちゃな〜〜
実は、体験談をまとめたテキストファイルも添付し忘れて、1分後に添付してきたというsekky氏。ネタ仕込んどいてくれてありがと!(ネタのつもりじゃないって!?)

さて。体験談ですが、やってみて駄目だとわかったり、模索しているsekky氏を感じました。あとは、最初のところに書いてある、「勉強する習慣をつける」大事です。これが出来るか出来ないかで大きく変わります。勉強が生活の一部になる(日常の行為)ことは、心身的にすっごく楽になりますね〜

しっかし、体験談を振り返って見てみると、ぶっちゃけその状態からよく受かったなぁ〜と思ったり(あ、余計なお世話だって!?)

てなわけで、さ〜今回もボチボチ行ってみよっか〜



【当時】 

【志望動機】
プロジェクトマネージャとして活躍する」ということが私の目標なんですが、そのためにシス創のPSIコースは最適だと思ったからです。

【成績とか】
3〜4年は5番前後でした。
優ではない教科もいくつかあったので、面接ではいろいろとつっこまれました;

【開始時の力】
数学:
一応得意科目でした。ですが学校ではテストの問題は教科書の丸写し、というような感じだったので応用問題を解ける能力はなかったです。

英語:
TOEICを全力で受けて300点でした

小山氏:
おう!目標がしっかりしてますね!小山太郎的にはかな〜りGoodです!


【4〜夏休みまで】 

勉強をする習慣がついていなかったので1日少しでもいいから勉強するようにしました。
数学は新編 高専の数学1問題集 第2版をA問題から全部解きました。
英語は、文法の問題集をつかっていました。

ここで私の第一の失敗ですがそれは英語の勉強法です。
まず、文法ってことで問題集はじめたんですが基本をわかっていない人間が問題集をみたところで解けるわけがなく、そこで覚えても次の章に進むと忘れてしまいます。
また、私は「文法の問題集をやってれば、語彙と文法力どちらもつく!」なんていうばかげた考えをしていたのですが、結局どっちもつかないで終わりました


【夏休み】

このころになると1日4時間前後は勉強できるようになって来ました
新編高専の数学2問題集 第2版に入りました。また平面図形、数列など高専であまり扱わない分野に関してはチャートなどで補強しました。
英語は、まだ同じようにやってました。


【9月〜冬休み】 

TOEICの点数が380とまったく成果が出なかったので、英語の勉強法を変えることにしました。まずやっぱり単語だと思い、Duo 3.0を購入し覚え始めました。日本語をみて、英語を書けるようになるまで書き続けるという方法ですがなかなか進むことが出来ませんでした

数学は問題集を継続していました。この時期は行事等もあり、あまり進みませんでした

このときの反省ですが、英文の基本事項がわかっていないのに、英文を丸ごと覚えようとしていたことです。なぜ、こういう順序で単語が並んでいるのかわからないのでまったく能率があがりませんでした。


【冬休み】 

このころは1日8時間前後勉強していました。
英語ですが、小山さんのページのヨシさんの体験談をみて、ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ)を買って使い始めました。これが当たりました。
ヨシさんがやられているようにノートに写して、解説を書き込むという手法をとりました。かならず1日1項やるようにしていました。

数学高専の数学 3 問題集 (第2版)に入りました。ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ)をやっているとき以外はずっと数学をしていました。この1冊は確率を除いて冬休み中におわらせました


【1月〜春休み】 

英語ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ)を継続しパート2に入りました。

数学大学編入試験問題 数学/徹底演習 (第2版) - 微分積分/線形代数/応用数学/確率と、高専の数学 3 問題集 (第2版)をつかって確率の勉強をしました。


【春休み】 

ここが一番がんばったと思います。
英語は、まずDuo 3.0を再開しました。ここでビジュアル英文をやっていた成果がでまして、なぜこの単語がこういう順番に並んでいて、こういう意味になるのか。ということがわかるようになり、暗記の効率が格段に上がりました。そして英語長文問題精講をノートに全部書き写して和訳し、わからない単語をメモしていきました。加えて英作文は大矢英作文講義の実況中継―高2~大学入試入門編 英作文のトレーニングと進めて行きました。

数学問題集の2,32周目をやってました。1日1章はやってたとおもいます。
1日最低10時間、MAX15時間ぐらいやってました。

一日は:DUO和訳練習英作練習数学
っていう感じの流れでした。


■〜受験まで

数学
徹底演習ベクトル・行列・行列式 徹底演習(5章のみ)→演習大学院入試問題〈数学〉I岡田プリント
とやっていろんな問題に対応できるようにしました。
最後の1週間は教科書を最初から読み直し、忘れている公式等を列挙しました。

英語
ひたすら復習で、DUO日本語をいわれれば即座に英語が出てくるぐらいまで覚えました。ビジュアル英文解釈和訳演習に使ったり、長文精講やを速単のように何十回も通し読みしました。また、灘高キムタツの東大英語リスニングでリスニングを鍛えたりしました。


【本番】

英語:
一通り埋めましたが、どれだけ出来たかは自分で判断できません;
5割〜、ということで

数学
1.確率
(1)を間違えました。
そのため(2)以降で(1)の値を代入して計算するところは全部間違えました。ただ、プロセスがあっているので部分点をもらえたかもしれません
それ以外は全部解けたと思います。


【その他】 

私の高専からは過去8年ほど誰も合格者がでておらず資料・ノウハウが何もない状況でした。しかし、いまはインターネットで広く情報を得ることができるようになり、かなり助けられたと思います。
また、インターネット上で受験者の人たちと情報を交換し合ったり、問題を出し合ったりもしました。そういう全国のライバルのレベルとかを見ながら勉強することで「こんなんじゃだめだ」危機感をもって勉強することが出来たと思っています。

あとは友達が、誰一人「東大なんて無理だ」といわず、「お前ならいける!」と応援してくれたことも励みになりました。ひとりだったら絶対に乗り切れなかったと思います。

試験3ヶ月ぐらい前からしゃっくりがとまらなくなり、1週間前からは毎日吐いてました
でもそれでも、「私はここじゃなければだめなんだ!」という気持ちでなんとか乗り切りました。

 小山氏割って入りコメント:
 おいおい・・・大丈夫かよ・・・

(sekky氏体験談に戻る)
大学入試は一般と比べて簡単だ、と言われることが多いですが
・範囲がしっかり決まっている
・模試があって自分があとどれぐらいで受かるかという明確な指針が出る
・参考書、塾等が充実している
などかなり編入に比べて優位な面もあると思います。
編入試験は「ここまでやれば合格」というものはありません。合格したければただひたすら自分の能力を際限なく高めていくほかないのです。一般入試を経験したことない私が言うのもあれですが、この苦しさはなかなか味わえないものだと思います。

前置きが長くなりましたが、これを乗り切るためにはやはり「自分の目標をしっかりと持つ」ということが必要であると考えます。「志望理由書なんか枠たりねーよ」って思うくらいじゃないと、はっきりいって合格は無理かとおもいます。
来年以降受けようと思っている人には「なぜ受けたいのか」ということを考えて勉強してもらいたいです。

sekky氏のノートを送っていただきました。
ペットボトルより高い!60冊くらいになったそうで^^;

小山氏:
さ〜どうでした?
自分の状況に常に危機感を持つ。はっきりとは見えないライバルに対して甘えがないですね。時に人は自分に甘く、なんの根拠もないのに「このくらいなら大丈夫」と決めたがってしまいます。そういう人はsekky氏のような人には勝てないでしょう。

正直、やってるときはつらいかもしれんけど、終わってみると「あのとき、もっとやれた」と思う人は自分にまだ甘い証拠です(小山太郎も試験終わったとき↑が出たもんな)

来年度以降受ける人は少なくともあと300日はあります。
あっと言う間に過ぎるって言うとあっという間だけど、冬休みまでは「これで行ける!」っていう自分の勉強スタイルを確立するのもいいと思います。


参考書一覧

これ以外にも使っていますが、探しだせた分を載せています。

英語
 

数学

 


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